昨年は砂利等を活用した枯山水庭園の施工などの造園工事や芝張り作業、植栽作業があり、また新規でのご依頼も頂き、良い年になりました。
反面、いたずら電話や冷やかし等の被害も多数ありました。
また、昨年7月の4週目だったでしょうか。日付で言うと22日あたりだったと思います。
広島市東区中山中町の現場で剪定作業を完了させた後、木を切ったせいで「犬が病気した」「剪定は金がかかるから、家族はみんな恨んでいる」などと言われました。
昨年を含め以前、大竹市本町にある新興宗教の教会で剪定作業をしたことがあります。
そこの関係者の方が今年の7月か8月ごろ、「儲けたお布施で剪定料金を貰うとは罰当たりめ」なんて言ってきました。
別の信者の方から貰った剪定料金分のお布施をいくらか、取り分として取る予定が外れてしまったので、大変ご立腹だったようです。
「タダで剪定してくれる植木屋さんを探している」とも言っていましたが、タダ働きさせるほうが罰当たりになるのではと思いますけどもね。
でもそうしたことを言った方がその後、自転車で横転して不自由な体になり、以前脳梗塞になったご主人は道路脇の溝に落ちて大怪我をさたそうです。
教会も檀家さんが数名辞められ、お布施が入らなくなって近々、破産をすることになったそうです。
事業とは、ご依頼者様から大切なお金を頂く事によって、業務が成り立ちます。
この仕事も当然、ご依頼者様から頂く大切なお金で業務が成り立っています。
確かにお庭の管理や剪定作業とには、お金がかかります。
だから私も、全ての技能と経験を発揮して、ご依頼者様が笑顔と満足、そして庭木の健康と美観を得られるように日々努めています。
自然、植物、そして庭木・樹木は尊いものであり、美しさ優雅さを見せてくれます。
先ほどの岩国市、広島市東区の御二方の現場の方も、恨むのではなく、もっと紅葉の優雅さや美しさ、花の鮮やかさ美しさを尊く思って愛でることができれば、どれほど良かったことでしょう。
これから私がどのような樹木、庭木と出会い、四季彩りの美しさ優雅さを見てきたのか、この方達の墓前で語ることができたらいいなと思います。
数千年前、数百年前、私たちの祖先は善意と自然と共にありたいと願い、技術が生まれました。“剪定”や“樹木診断・治療”は人の善意を集め紡がれたものです。
これを善意で紡ぐか否かは、私たちの心ひとつです。私たちがそうしたそうした善意や真心のあるものこのしたい、紡ぎたいと思えば、紡がれていきます。
私が生き続け技術を紡げば、技術もまた生き残ることができます。
日本の美や伝統、世界中で紡がれるものを、これからも大切にしたいと思います。 |
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